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つい先日、知り合いに「USBメモリが壊れた。何とかしてデータを救出してほしい。」との依頼がありました。
卒研関連のものでword,excel,powerpoint,TeX,MATLABのデータを救出してほしいとのこと。
まあそういうのは業者に頼むのが一番なんですが、なんせ値段が高い。昔に比べたらかなりマシにはなったんだろうけど高い。ということで、自分で頑張ってみました。

USBメモリの状況ですが、USBをPCに挿すと、「ドライブ x：を使うにはフォーマットする必要があります。フォーマットしますか？」の表示が出てきました。とりあえず物理的な破損じゃなくて一安心。ちなみに安全な取り外しをせずに抜いたところ、こうなったとか・・・

まずはフリーで有名ドコロのデータ救出ソフトをいくつか使用してみましたが、全て使い物になりませんでした。ほとんどがドライブを発見できないといった感じで、たとえドライブを発見できてもフォーマット形式がわかりませんで使い物になりません。

次にファイナルデータを使ってみました。ファイナルデータのホームページに検出できるかチェック用の体験版が公開されていたためそれを使いました。
結果として、かなりいいところまでファイルが見つかりました。しかしファイナルデータはもともと発見できるファイルの拡張子が少なく、TeXやMATLABのファイルはひとつも出てきませんでした・・・

そしてなんだかんだで最後に辿り着いたのが「Best Data Recovery」です。
使い方に関しては、公式のここを読んでいただければわかりやすいと思います。
自分は「完全スキャン」を使用しました。ファイナルデータと同じくデータを検出できるかチェック用の体験版があるため、それでデータの発見具合を見ます。
そして体験版の時点でかなりファイルを発見できていたので、このソフトを購入し、データの取り出しを行いました。
結果、約８～９割がたのデータの救出が行えました。ちゃんとTexやMATLABのデータも問題なく発見できています。これはこのソフトの売りでもある「５００種類以上のファイル形式に対応」が物語っていますね。
またファイルツリーの表示か画像データ観覧表示を選択できたりと、かなり優秀です。
・ツリー表示

・画像表示


このソフト、値段が１年ライセンスで5980円、無制限ライセンスで7980円とけして安くは有りませんが業者にたのんだと思えばかなり安く済んでいると思います。
個人的には、日本語のデータ救出ソフトでは今のところ最強だと思います。